屋根リフォーム・屋根工事の達人

千葉県　八千代市の方から以下のような屋根リフォームの
御質問を頂きました。


はじめまして。
屋根(ニチハのパミール)、外壁(モルタルリシン吹付)の
塗装についてお尋ねしたいです。

2004年築の中古の家を契約し、外壁にツタの跡が一部あるので、
分譲したところのリフォーム部門の方に来ていただいて提案された内容が、外壁に小さなクラックが数か所あること。
緑の苔？が見受けられること(これはこちらも気にしていたことです)。
ツタの跡を高圧洗浄でおとすことを考えている(気になるので)。
なら外壁の塗装(シリコンが入った塗装。
フッ素の話もされました)をして、一緒に屋根の塗装もしたらといわれました。

屋根材の耐久性はどうなんだろうと「ニチハ　パミール」で検索したところ、
パミール用釘の一部に問題がある旨のお詫びのお知らせと
クレーム的な書き込みがあり、びっくりしてしまいました。

家は玄関まで数段の階段を上るため、外から屋根を確認できません。

勝手口の屋根？庇？の上が見えるのですが、
そちらは問題なさそうに見えました。
(方角的にあまり日の当たらないところです)

こちらで読ませて頂いた感じでは、屋根の塗り直しはしなくても
よさそうですが、屋根材にすこし不安がでてきました。

屋根の点検をした方がいいのか。その場合どうしたらいいのか。
当初の分譲したところに見てもらうより、
関係ない方に見てもらった方がいいのか。
はたまた心配のしすぎなのか。助言いただければ幸いです。

お問い合わせありがとうございます
2004年に中古の家を購入されたということなので築何年で
御購入されたかはわかりませんが、8年以上はたっています
最初に一般的なコロニアルのお話をさせていただきます
コロニアルの場合は、20年前後でガルバリウム鋼板の屋根リフォーム
を弊社では薦めてめています。塗装と違い、
ガルバリウム鋼板の場合は
5年程度は早かろうが遅かろうが最終的にかかる金額はかわらない
と考えています。コロニアルの屋根塗装は薦めておりません。
弊社の塗装職人も屋根塗装には懐疑的です。
決して自分の家の屋根の場合、屋根塗装はおこなわないと
いっています。
というのはコロニアルの場合、屋根塗装をしても最終的には
ガルバリウム鋼板の金属屋根でリフォームすることになる
のです。ということは業者間で屋根塗装の値段は
バラバラですが、25〜40万程度はかかると思います。
極端に安い業者もいますが、2人で30坪程度の屋根塗装
を1日で終了したという話も聞きます。この場合、高圧洗浄もして
いませんし、縁切もおこなっていないと思います。
屋根塗装は手間ひまかけてくれる職人に施行してもらわ
ないと屋根塗装直後ではなく数年後に雨漏りの可能性
が非常に高いです。
前置きがながくなってしまいましたが、
一般的なパミールaと類似しているコロニアルの場合、
20年程度、メンテナンスしないでほったらかして
ガルバリウム鋼板で屋根リフォームするのが
一番、経済的です（コロニアルがある程度のレベルで
施行されている場合です。下手に施行している場合は
あてはまりません）
コロニアルの場合でも様々な条件がつくのですから
パミールaの場合は現場を見ていないのではっきり
わかりませんが、高確率で屋根塗装は無理だと
思います。
中古住宅のリフォーム部門の方はパミールaをコロニアル
と勘違いされたか、御存知ないのではないでしょうか。
パミールaを屋根塗装されても、お金を無駄にするか
トラブルの元です。
まともな業者であればパミールaの屋根塗装はお断りすると思い
ます。高圧洗浄をすれば表面がはげてきますし、10年前後
するとボロボロになっていますから。
屋根材というのは、このような問題がおきやすく
経年たってから問題がおきることがよくあります。
昔のセキスイＵ瓦も安価なコロニアルよりも悲惨な
状態です。
今、非常に不景気なので大丈夫といってさしあげたいのですが、
ニチハのパミールaならば、問題多しだと思います。
心配のしすぎではありません。
業者の選択については、お客様によってかなりばらつき
がありますので、後はお客様ご自身で判断されるしかない
と思います