HOME > 屋根工事相談室
屋根工事相談室
立て平葺の雨漏りが心配
新築を建てる予定で屋根の勾配が1寸しかないので立て平葺する予定です。
雨漏りが心配ですが、何か対策方法はありますか
常のルーフィングでも雨漏りしないと思いますが、それでも心配になられるならば、通常のルーフィングを二重に張られるといいと思います。
より完璧にしたいならば、ニチアスゴム系のルーフィングを使用し、ルーフィングの重ね部をブチル系防水テープで接着し、通常のタッカーを使用ぜずに両面テープとスプレーのりで屋根のルーフィングを施行すれば安心だと思いますが、費用が高くなってしまいます。
屋根の遮熱塗料について
屋根に遮熱塗料で塗装すると部屋の温度が2〜3度落とすといわれていますが、体感できないことも多く、天井裏に断熱材が使用されていれば、効果はあまりないように思われます。
施行実績では、工場などの折半屋根に使用されることが多いです。
一般住宅であれば、遮熱シートや換気を使用した方が体感できると思い ます。
ガルバリウム屋根の錆びについて
ガルバリウム屋根の錆びについては、どんなに腕の立つ職人が屋根を施行しても避けることはできません。
というかメーカ出荷時(屋根施行前)にすでに細かな傷がついている時もありますし、どんなに注意しても屋根施行時に細かな傷はつきますので、専用の塗料で補修しても専用の塗料は半永久にもつわけではないのでガルバリウム屋根に細かな錆びは出ると思います。
また、専用の塗料で補修しても塗ったのはわかるのであまり塗るのも考えものです。
私が思いますのに、ガルバリウム屋根は工場の排気ガスなど充満している地域 を除いて錆びが発生してからも軽く20年以上持つと思います。
錆びが進行して屋根に穴が空いて雨漏りするとはいうことはまずないと思います。
昔は、銅板の屋根は半永久といわれていましたが、地球温暖化や大気汚染の進行による酸性雨の影響により、30年程度で銅板の屋根に穴が空いたという報告もあるので、このまま地球環境が悪化した場合、ガルバリウム屋根の耐久性は今メーカー側から公表されている時期よりも短くなるかもしれません