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屋根工事相談室
私の家は35年前の家ですが、アスベストが入っているか心配です。
どうでしょうか
100パーセント入っていると思います。
軒天に100パーセント、屋根がコロニアル、外壁モルタル、窯業系差イディング、床のPタイル、ソフト幅木、不燃材、キッチン前タイルの下地、ケイカル板など使用していると間違いなく100パーセント入っています。
アスベストの厄介な問題は一度空中にまうと9時間地上に落ちてこなくて5キロ先の解体現場からも飛んできます。
私はアスベスト主任者の資格をもっていますが、その講義では講師に質問しました。
何と屋根材を撤去するのにホースで屋根に水をかけながら、撤去するというのです。
アスベストの飛散を防ぐためです。アスベスト飛散の目的ならいいと思いますが、そんなことをしていたら、屋根のリフォーム中に雨漏りがしてきてしまいますし、急勾配の屋根なら、職人が屋根に登れなくなってしまします。
このことを講師に質問したら、講師は答えられず、自分の講師料金のことばかり気にしているような印象を受けました。
建設現場に出入りしている職人、現場監督、営業、建築士は間違いなく100パーセントアスベストを吸っていますし、吸ってしまって心配している職人もいます。
が建設関係者 だけでなく一般の方もアスベストは空気中を飛散するので、日本はアスベスト大国なので、一般の方もしらずしらずのうちにアスベストを吸ってしまっています。
アスベストの量と中皮腫の因果関係は解明されておらず、大量にアスベストを吸っても70才過ぎても、発病しない人もいますが、微量のアスベストで中皮腫になる方もいるようです。
中皮腫の予後は芳しくないので、できるだけ、解体現場に近寄らない、後は自分の生命力を信じるぐらいしかアスベスト天国なので方法はないように思います。
屋根に塗装をしましたが、塗装した部分が
しわ状になってしまいました。どうしたらいいですか
屋根に塗装を厚塗りしたことが原因だと思います。
このような現象を「チジミ」といいます。
塗装の表面を軽く触って塗料が着かない状態を指蝕乾燥といい油性塗料は塗装した後数時間で表面が乾燥しますが、この後完全乾燥までは更に時間がかかります。
屋根用の油性塗料は酸化重合反応によって塗膜が形成されます。
つまり、乾燥してからしっかりした膜になるには酸素が必要になります。
そのため、厚く塗装した場合、表面だけ乾いて、中は乾かないということになります。
雨が降り続いた後などは酸素が供給されにくいのでこのような現象がおき易いです。
数年後に薄く塗装されてはいかがでしょうか
雨漏りのためにモルタル外壁の塗装をしたけど、
その後も雨漏りが止まらない
私の家はモルタル外壁です。
外壁から雨漏りするので外壁塗装しましたが、雨漏りが止まりません。
どうしたらいいでしょうか
モルタルの外壁は雨漏りは多いです。
外壁の雨漏りのために外壁塗装しても有効ではないと思います。
雨漏りの原因を特定するのは案外難しいです。
クラックしている場所に表面にコーキングしても数年程度の効果しかありません。
雨漏りを根本的に直したいのかどうかで料金も方法も変わると思いますので、信頼できる業者に相談した方がいいと思います。