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屋根工事相談室
屋根塗装を考えています。屋根の縁切りとは何ですか
屋根の縁切りとは、本来、元々、屋根材表面には雨水排出や通気性の確保を目的とした溝がついている。
その元の隙間を塗装する事で塗料で塞いでしまい、屋根材合わせ目から進入してきた雨水が排出されなくなり、屋根裏面に雨水が浸透し屋根下地の腐朽や雨漏りの原因になってしまう。
そのために、塗装をした場合は、元の隙間である状態にしておかなければならない。
この作業を縁切りといいます
外壁をガルバリウムにするか
窯業系サイディングにするか迷っています。どちらがいいと思いますか
個人的には、ガルバリウム外壁材で貼った建物を工場みたいと耳にしますが、アイジー工業のガルスパンをうまくコーディネイトするととても美しくなるので好きですね。
私の家は窯業系サイディング18ミリなのですが、ガルスパンにすれば良かったと後悔しています。
また、ガルバリウム外壁材を使用した家は雨漏りが少ないです。
窯業系サイディングの方が雨漏りしやすいです。
窯業系サイディングはサッシとの取り合いとサイディングとの目地との取り合いでのコーキングの劣化による雨漏りが多く発生しています。
なぜガルバリウム外壁材の方が雨漏りが少ないかといえば、コーキングは必ず劣化しますが、コーキングの使用頻度が少ない、ガルバリウム角波は、壁との密着度が少ないことが上げられます。
ガルバリウム外壁材と窯業系サイディングの裏面に違いがあります。
結露防止だけではなく通気胴縁は外壁材と壁との密着度を減らすの雨漏りの観点からも通気胴縁は使用した方がいいです。
ガルバリウム角波は単独で通気工法ができます。
これは何を意味するかといえば、外壁材と壁は一定の空間を設けた方が望ましいということです。
また、窯業系サイディングに比べると軽量なので建物に優しいですし、地球にも優しいです。
窯業系サイディングの残材は埋め立て処理されますが、ガルバリウムの残材は再利用できます。
欠点としては、ガルバリウム外壁材の働き幅が大きい場合、熱膨張により、朝、夕方など音が発生する場合があります。
ジョリパットでの外壁リフォームについて
ジョリパットでの塗り替えの目安は7年〜8年程度です。
ニチハから大壁工法という類似品がでていますが、メーカー保障は3年です。
ジョリパットも外壁の色、特に淡い色などはもう少し早い時期に汚れが目立つかもしれません。
シリコン系のジョリパットもありますのでそちらの方が耐久性はあると思います。
お勧めは、今現状の外壁を新しく塗り替えしてから、アイカからジョリパットの上から塗る光蝕媒のクリヤーで「クリーンマジック」というものがありますが、それを塗ると汚れにくくなります。
ジョリパットに拘らないのであれば、ガルバロック、ガルステージ、ガルスパンなどで外壁をリフォームした方がリフォームの煩わしさから開放されると思います