屋根リフォーム・屋根工事の達人

築25年の木造二階住宅で、コロニアル葺です。

先日、自分で雨樋の掃除をするために屋根に登ったところ、屋根がきしみます。

屋根がきしむところだけを直した方がいいのか、全面、屋根をリフォームした方がいいのか、屋根を塗装すればいいのか迷っています。

どの方法がベストでしょうか

屋根に登られて屋根がきしむのは下地のコンパネが痛んでいるからです。

垂木に乗っていればよいですが、コンパネの上にのるともう何年か経過すると屋根を踏み抜く可能性があると思います。

屋根の塗装はコロニアル自体の耐久年数を過ぎているのでお勧めしません。

屋根がきしむところだけを直す部分補修は、屋根の上方だとお勧めできますが、中部、下部だとコロニアル専用の釘はずし器でコロニアルを取り外しますが、防水紙がコロニアルあるにくっついてしまいます。

コロニアル屋根は防水紙でもっているようなものなので、多くの時間が経過したコロニアル屋根の部分補修はお勧めできません。

もう少し、早く屋根をリフォームされれば下地補修をしなくてもよかったと思いますが、屋根がきしむということなので、コロニアルを取り外し、きしむ屋根の下地を補修し、ガルバリウムでリフォームする方がいいと思います。

屋根のリフォーム時期を遅らせると、下地補修が必要になることがあり、かえってリフォーム代金がかかると思います。

下地を補修せずに屋根工事をした場合、アンテナ工事などで屋根に登った時、屋根を踏み抜き、屋根材の亀裂が生じる恐れがあると思います

新築を建てるのを予定中ですが、工務店からガルバリウム横葺で軒なしの屋根を提案されています。

屋根の傾斜は3寸です。

問題はないでしょうか

予算の面からいえば、軒なしの屋根だと屋根面積の減少、軒裏工事がないので望ましいと思います。

屋根の勾配が3寸ということですので、ガルバリウム横葺は可能ですし、8寸勾配の屋根工事より、屋根施行料金、屋根足場が不要になるので問題ないと思います。

一つ気になるのは、軒なしの屋根ということは軒裏換気がないということですが、こうなると屋根裏に熱気と水蒸気がたまってしまい体感的には夏に暑い家で、屋根裏がカビだらけ（水蒸気は高い場所に集まるので、屋根裏でも一番高い場所が特にカビだらけになってしまう）になってしまい、当然のことながら水蒸気が溜まるので結露の発生原因になると思います。

軒裏換気を用いないならば屋根通気工法を用いられた方がいいと思います。

屋根を塗装していますが、屋根を高圧洗浄し、シーラーを塗った後10日間業者が来ません。

シーラーを塗った後10日間も放置しておいていいのでしょうか

高圧洗浄は十分に行わないと後で剥離が起きます。

メーカーのマニュアルによれば、シーラー塗布後は3時間以上7日以内に下塗り作業に入ることになっています。

夏などは、硬化しやすいため、3日以内に下塗りをする必要があります。