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瓦屋根をリフォームする場合、
谷樋にはどんな材料を使用したらいいですか
私の家の瓦屋根の谷樋は銅板でできていますが、30年程で穴があいてしまいました。
銅板の耐久性は半永久ではないのでしょうか。
屋根をリフォームする場合、谷樋にはどんな材料を使用したらいいですか
私は、40年程で瓦屋根との取り合いなどは穴が空くことがあるとは知っていましたが、30年で穴が空くというは知りませんでした。
大気の汚染が年々進んでいるのかもしれません。
同業者4人にこの話を聞いてみました。
最近は、銅板も瓦との取り合いだけではなく、雫がよく落ちる場所に穴が空くことがあるそうです。
昔は、銅板は半永久に持つといわれていたので、今の主流のガルバリウムも何十年後には、気候の変化などにより、耐久性が変化するかもしれません。
1人の方は、ステンレス鋼板の0.5〜1ミリを使用するといいます。
理由は、折り目からめったに腐食しないといいます。
この方は、ガルバリウム鋼板で谷樋を作成するとは折り目から腐食するといいます。
ただ、いつまでもシルバー色で光るから外観を重視する方には進めないといいます。
2人目の方は、銅板は瓦と調和するし、折り目から腐食しないので再度銅板で作成するといいます。
3人目の方は谷コイルで作成するといいます。
理由はステンレスは銀色に光るし、銅メッキしたステンレスもメッキが短期間に剥がれてしまい醜くなるし、ステンレスは一般的に加工できるのはコンマ0.4までで、普通は0.3〜0.35を使用するし、ガルバリウム鋼板は表と裏の仕上がりが違うが谷コイルは両面の仕上がりが一緒だといいます。
4人目の方はガルバリウム鋼板は亜鉛鉄板の3〜6倍の耐久性があるというのが理由です。
私なら、カラーステンの0.35〜0.4を使用すると思います。
ステンレス素地は単体なら錆に強いですが、鉄釘などのもらい錆を受けやすいからです。
谷コイルでもいいと思いますが、工場の箱樋に使用することが多いと思います。
プロでも意見が別れるので正解は一つではないのでしょう
皆さん共通しているのは銅板の樋をはずさずどの素材にせよ違う材料を重ねる時は電飾して腐食が始まってしまうのでルーフィングをいれるということです。
屋根をモニエル瓦にするか、ガルバリウム屋根にするか迷っています。
新築を建てるのですが、屋根をモニエル瓦にするか、ガルバリウム屋根にするか迷っています。
どちらがいいと思われますか
将来の屋根のリフォームを考えるとガルバリウム屋根の方がいいと思います。
モニエル瓦は、塗り替えが必要ですが、通常のスレート材と同じ塗料を使用するとすぐにはがれてしまいます。
塗装業者の中には、無知の方もいるのでトラブルが続出している瓦です。
ガルバリウム屋根の方がリフォーム費用を抑えられると思います。
あと、アルメットルーフィングという屋根材もいいかもしれません。
雪が落ちにくく、暑さにも強く、地震にも強くすべてを兼ね備えて屋根材です。
メーカー公表によれば80年程度の耐久性があるそうです。
ただ、メーカー公表は過大な時もあるので注意は必要ですが、耐久性はかなりあります。
どちらのサイディングがいいか迷っています
外壁工事をサイディングで行う予定ですが、ニチハのサイディングがいいかクボタ松下がいいか迷っています。
どちらがいいですか
私自身は、ニチハのサイディングの方がサイディングの表面が柔らかいので仕事はしやすいですが、施行主の方の将来的なリフォームのことなど総合的に考慮してもどちらも大差ないと思います。